さっき、地元のCD・DVDレンタル店『CBA』で、
中学んときの同級生に会った。
すげー久しぶりだ。
でも超ウケた。
同級生(T君)は、エロビデオコーナーから出てきた。
『CBA』は1階がCD、2階がDVD、3階がエロビデオ、
といった感じに分かれている。
俺は2階のDVDコーナーにいた。
2階と3階を繋ぐ階段の近くの棚で、DVDを探してたら、
3階から人が降りてきた。
俺は
『こんな深夜に、どんなエロ男なのか見てやろう』
と思い、チラッと見た。
すると目と目が合った。
『あ!』
とお互いユニゾン。
よく見たらT君だ。
T君とは、中学時代ほとんど絡んで無い。
すげー真面目で、頭も良く、
標準の制服を着て、スポーツ刈りで、
ゆうたら優等生だった。
しかし長い歳月が経ち、
T君は物凄くキモいオッサンに変身していた。
まさに、
『エロビデオ』
って顔してる。
赤紫色のダサいダウンジャケットを着て、
テレッテレの薄いパジャマのズボンみたいの履いてた。
ヒゲがチクチクチクチクチクチク~ってしてて、
眉毛ぶっとくて、
なぜか目が真っ赤だった。
なんか、
『アル中のオッサン』
みたいだった。
正直俺はドン引きしたが、昔と変わらないキャラで声をかけた。
『おお!久しぶり!つーかエロビ?笑』
と。
するとT君は、
『永田?あれ?永田?マジで永田?』
と。
質問に答えてない。
俺は意地悪してもう1度聞いた。
『永田だよ。つーかエロビ?笑』
と。
するとT君は、
『永田か。誰かと思ったよ。エロビって?』
と。
なんかすげームカつく!
認めろよ!
エロビデオ借りたの認めろよ!
俺は再度つっこんだ。
『いやいや、エロビデオコーナーから降りて来たじゃん。その袋ん中エロビでしょ?』
と。
するとT君は、ぶっとい眉1つ動かさずに、
『ああ、そっちの意味か。上で借りたよ。永田は今も小岩?』
と。
なんか、なんか、なんか、すげームカつくんですけど。
『エロビ』って言葉を口に出して言えよ。
そっちの意味か、って何だよ。
長い歳月で、お前はミスターエロビデオみたくなってんだから、
今さら優等生気取るなっつう。
とりあえず質問に答えた。
『小岩だよ。T君は?』
と。
するとT君は、
『小岩だよ。結婚して子供いるよ。』
と。
(・_・)
一瞬空気止まった。
急に俺は自分に反省した。
なぜなら、
T君は結婚して、子供いて、
家族が寝静まった深夜にソーッと家を抜け出し、
自分の性欲を満たす為にエロビデオを借り、
またソーッと家に戻り、
誰もいないリビングで音声消して、1人寂しくエロビデオを観るわけで、
そんな悲しいT君に対して、からかい半分でひどい事をしてしまった。
心ん中で謝った。
『ミスターエロビデオとか思ってごめんなさい。』
と。
T君と5分くらい立ち話をして、
バイバイした。
話によると、T君は奥さんの親の会社で働いているらしい。
だから奥さんには頭が上がらないんだろう。
服装や髪型を見ても、全くお小遣いをもらって無い感じだ。
なんだか可哀想だった。
正直、俺のオヤジと同い年くらいに見えた。
(ちょっと大袈裟だが)
なんだか俺までブルーな気持ちのまま、家に帰ってきたよ。
結婚が良くないなんて思わない。
むしろ結婚は良いことだ。
ただ、結婚してからの生活のあり方は、しっかりしないといけないと思った。
俺はいつか結婚するだろうが、
絶対にT君みたくなりたくない。
『そんなもんだよ結婚なんて』
と言う人がいるならば、
それはアンタがおかしい、って思う。
俺はそういう結婚は絶対しない。
所ジョージみたいな感じがいい。
塚、結婚って難しい。
俺にはまだわからない。
だからもう何も考えず寝ることにした。
明日はダンススタジオだー、イェーア。
風邪気味だからカコナール飲んで寝よ。
おやすみなさい。
良いサンデーを。
でわまた明日。
結婚って
難しいよね(-ω-;)
良い方向にも
悪い方向にも
進んでしまうからね…
『この人とだったら…』
とか思える人に
出会った事ないし…
っか
『そっちの意味』
って何?
ワタスも風邪気味だから
カコナール飲んで寝なきゃ☆